本記事では、法人や個人事業主など会社が作成する印鑑のひとつである角印について解説していきます。四角いデザインの印鑑で見積もり書、請求書、納品書など多種多様な用途で利用できます。
業種によっては角印が不要なケースもありますが、会社設立時に作成するべき印鑑のひとつです。本記事で角印についての理解を深めましょう!
- 角印は会社設立時にセットで作成するとお得なセット割引が適用される
- 18.0mm〜24.0mmのサイズで作成するケースが多い
- 書類に捺印する印鑑なので篆書体や印相体などの書体で作成するのがおすすめ
角印とは
角印は、会社名が印字された印面が四角い形の印鑑です。領収書、請求書、見積書などの会社が発行する書類に捺印する印鑑として活用できます。法務局や契約書に捺印する実印(丸印)とは用途が異なり、会社の認印としての役割を持つため、会社設立時に作成するべき印鑑の1つです。
角印の用途
続いて、角印の用途をさらに詳しく一覧で確認していきましょう。
- 会社や店舗で発行する領収書の捺印
- 本見積書への捺印
- 請求書への捺印
- 取引先や購入者への納品書の捺印
- 取引先への正式な発注書
上記のような書類に角印を捺印するケースが多いです。角印を捺印することで会社が発行した正式な書類という表明ができます。
上記の書類は、法的効力を持たないため主に確認印の位置づけとして使用されています。実印や銀行印と比較すると形式的な目的で捺印されているため、使用頻度は非常に高くなります。
会社設立時に角印を作成するメリット
続いて、会社設立時に角印を作成するメリットを解説していきます。
- 必ず作成しなければいけない実印と銀行印と同時に印鑑3本セットを作成できるので角印のみの単品価格で購入するよりもお得な割引価格で購入できる
- 追加で作成する手間をかけずに印鑑を同時にセットで作成できる
- 印鑑3本セットとして作成すれば印鑑ケースを貰える通販サイトが多い
- 実印と同時に作成すれば印影確認の手間などを減らすことができる
上記が会社設立時に角印を作成するメリットです。手間をかけずに印鑑をセットで購入できる点や割引価格で作成できる点が挙げられます。
会社設立時に角印は必ず必要?
会社設立時に角印は必ずしも必要ではありません。特に店舗を運営する会社や法人との取引が少ない事業を行っている会社は、角印の使用頻度が極端に低くなります。
請求書や発注書が電子化されている業界だったら、角印の電子データを作成してしまえば実際に角印を捺印することはほとんどありません。事実、筆者も角印の実物を使った捺印は数えるほどしか利用したことがありません。しかし、角印を作成しないと印鑑の電子データは作成できないため、作成する必要があると考えます。
角印の電子データを捺印した書類は数え切れないほど発行しています。利用頻度の高さからいっても角印は会社設立時に作成するべき印鑑のひとつです。
角印の選び方
続いて、角印の選び方を確認していきましょう!
角印を作成するなら最短即日出荷で翌日到着も可能な印鑑専門の通販サイトを利用するのがおすすめです。自宅にいながらスマホやパソコンから印鑑が購入できます。
角印の書体
角印の書体は、主に下記の書体から選ぶことができます。
- 篆書体(セキュリティが高くイチオシ)
- 古印体
- 印相体
- 隷書体
- 行書体
- 楷書体
どの書体でも問題なく作成できる上にビジネスシーンで利用できます。もっとも実用性が高いのが篆書体です。角印は法的効力を持つ書類に捺印しないものの、色々な書類に捺印する印鑑です。できるだけ偽造しづらい難しい書体を選ぶのが良いです。
角印のサイズ
角印のサイズは、18.0mm〜24.0mmの間で作成するのが一般的です。おすすめサイズは中間に位置する21.0mmです。漢字だったら約20文字前後、英数字だったら約25文字前後印字することができます。
印鑑を作成する機械や通販サイトによって文字数は異なりますが、会社名が長ければ長いほど印鑑サイズが大きくなります。
角印は、法務局や金融機関などの届出印として利用することはないので、サイズに決まりはありません。一般的なビジネスシーンで利用されるサイズの中に収めておくのが良いでしょう。通販サイトによっては27.0mmの大型サイズの角印の作成に対応しているケースもあります。
下記記事で法人用の印鑑・個人用の印鑑がお得な安い価格で作成できる通販サイトを紹介しています。10社以上の通販サイトの価格を比較した上で品質と価格のバランスが良い通販サイトをピックアップしています。
まとめ
いかがだったでしょうか。角印の用途や必要性について解説しました。角印はビジネスシーンで非常に利用頻度が高い印鑑の1つです。実印や銀行印と共に一緒に作成するのがおすすめです。
最後に本記事の重要ポイントをおさらいしましょう!
- 角印は会社設立時に作成すると手間がかからないためおすすめ
- 事業を続ける上で角印は様々なシーンで必要となるため、最初に作成しておくのが賢い選択
- 実印や銀行印よりも大きなサイズで作成するのが一般的