本記事では、銀行印について解説していきます。社会人になってから会社の給料を受け取る口座を新規に開設する目的で銀行印を作成する人も多いです。また、大学進学の学費の積み立てや結婚式費用の積み立てなどで子供名義の銀行口座を子供が生まれたタイミングで作成する両親も多いです。
本記事で銀行印を銀行・信用金庫・信用組合などの金融機関に登録する方法や銀行印の作成方法、作成時の注意点などを総合的に確認していきましょう!
- 銀行印は実印・認印と分けて作成するのが一般的
- 複数金融機関の口座用に銀行印を複数本作成するケースもある
- 銀行印と実印を併用することは法律的に問題なし
銀行印とは
銀行印は、金融機関の届出印(改印届け)に使用する登録印鑑のことを言います。
市区町村に印鑑登録する実印よりも小さいサイズで作成するのが一般的で、男性用が13.5mm〜15.0mmの丸印、女性用が12.0mm〜13.5mmの丸印で作成するケースが多いです。
大手メガバンクや地域密着型の地方銀行や信用金庫では、銀行口座を開設するときに銀行印を登録する仕組みになっています。
キャッシュカードで現金の引き出し・預け入れをする人が非常に多いですが、窓口での取引では銀行印の提出が求められるケースが多いです。
銀行印の主な利用シーン
続いて、銀行印の主な利用シーンを一覧で確認していきましょう!
- 金融機関で口座を開設するとき(法人・個人共に)
- 窓口で預金を引き出すとき
- 紛失したキャッシュカードや通帳が見つかったときの再利用手続き時
主に上記の利用シーンで銀行印が必要となります。なお、銀行によっては窓口で預金を引き出すときに印鑑が不要なケースもあります。ただし、紛失したキャッシュカードや通帳が見つかったときの再利用手続き時は、多くの銀行・信用金庫・信用組合で印鑑が必要となります。
金融機関の個人情報として登録している住所変更などの手続きでは、銀行印を求められるケースも少なくなってきていますが、金融機関によっては必要なケースもあります。
上記のように銀行印は口座開設以外にも様々なケースで銀行から捺印を求められます。そのため、数十年使用できる耐久性が強い印材を使った本格的な銀行印を登録しておくのが後々の面倒くさい手間を軽減できます。
銀行印の届け出方法
銀行印の届出方法は、下記の通りです。
- 銀行口座を開設する金融機関を決める
- 最寄りの支店の営業時間内に窓口で新規口座開設の手続きを行う
- 開設届の申請書に登録する届出印を捺印する
上記の流れで銀行印を金融機関に届け出ることができます。口座開設するタイミングで必ず登録印を届け出る仕組みになっているため、口座開設する金融機関の指示に従って手続きを行えば、銀行印の届け出は完了します。
銀行印を作成するときの注意点
続いて、銀行印を作成するときの注意点を確認していきましょう。
登録できる印鑑に決まりはある?
金融機関では、シャチハタやネームスタンプ印などの簡易的な印鑑は登録不可としているケースが多いです。それ以外に関しては必ずこのような印鑑という決まりはありません。ただし、印面に花の模様を彫刻できる印鑑などの登録は不可とする金融機関もあるため、従来の銀行印と異なる印影がおしゃれな印鑑を作成するときは注意が必要です。
銀行印のサイズはスタンダードなサイズにする
銀行印のサイズは、男性用が13.5mm〜15.0mmの丸印、女性用が12.0mm〜13.5mmの丸印で作成するケースが多いです。
もっと大きな印鑑サイズにするのも問題ありませんが、一般的に銀行印は実印よりも小さいサイズで作成するケースが多いです。また、認印よりもワンサイズ大きく作るので小さくしすぎるのも弊害が起きやすいです。
一般的な銀行印のサイズに沿って作成しておくのが無難です。
銀行印の書体は偽造が難しい篆書体などがおすすめ
銀行印の印影に印字する書体は、偽造が難しい紙幣などに採用されたことがある篆書体がおすすめです。普段私達が日常的に使用する楷書体ほど、偽造されやすくなります。特に通帳と印鑑をセットで保管している人は注意してください。
偽造リスクが低いコピーが難しい、印字内容が読みづらい書体を選ぶようにしましょう!
下記記事で銀行印を作成するときにおすすめのネット通販を紹介しています。個人用の実印、銀行印以外に法人用の実印、銀行印もお得に安く作成できる通販サイトを厳選しました。人気がある通販サイトの価格比較もしているので、あなたに合った印鑑を見つけることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。銀行印について総合的に解説しました。金融機関の口座開設をするときに必要な印鑑なので、どこの金融機関でも活用できる印鑑を購入するようにしてください。
最後に本記事の重要ポイントをおさらいしましょう!
- 銀行印の作成はネット通販を利用した方が簡単で安い
- 偽造が難しい篆書体や印相体の書体を選んでおくのが無難
- 実印と異なるサイズにすることで簡単に見分けがつく