認印とは | シャチハタとの違い・用途・選び方を徹底解説

認印とは ビジネスアイテム
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本記事では、認印について解説していきます。

認印は仕事以外に日常生活でも非常に幅広い用途で利用できるため使用頻度が高いハンコとして多くの社会人が持っています。本記事で認印とシャチハタとの違い、三文判との違いなども総合的に解説していきます。実印を認印として使うことなどちょっとした時に気になる点も解説していきます。認印について正しく理解して印鑑を正しく使いこなしましょう!

  • 認印は個人用途で用いる確認印として利用する
  • 公的機関や金融機関への印鑑登録は基本的に実印・銀行印を使用するのが望ましい
  • 認印は実印よりもサイズが小さく価格が安く設定されているお店が多い

認め印とは

認印

認印は、実印・銀行印のように金融機関や市区町村などに印鑑登録する目的のハンコとは異なります。公的機関に登録する目的以外の個人用の印鑑を全て総称して認印と呼びます。

仕事・プライベートで個人が使用する三文判、シャチハタ印、ネーム印、スタンプ印、百均の印鑑などは全て認印として活用することもできます。

なお、個人用で使用する主な印鑑は下記の通りです。人によっては書類に記載した内容を訂正するときの用途に使える訂正印も利用する人もいますが、利用頻度は下記で紹介する印鑑と比較すると低くなるので本記事では、割愛します。

  1. 実印……市区町村の印鑑登録の届け出や個人で締結する契約書などに捺印をするハンコ
  2. 銀行印……金融機関に届け出印として登録する重要な印鑑
  3. 認印……実印・銀行印以外の汎用的な用途で利用できる印鑑。仕事の確認印、回覧板の確認印などにも使う
実印と銀行印を一緒にするケースもありますが、印鑑を紛失すると2箇所の改印届けが必要となります。また、1つの印鑑で金融機関での手続きなども行えるようになってしまうため、銀行印を別に作るケースが多いです。銀行印は一生使うものなので赤ちゃんの生誕記念に子供名義の銀行口座開設のタイミングで両親が作るケースも多いです。

認印の用途・利用シーン

認印を利用するシーンや用途を一覧で確認していきましょう。

■シャチハタ可

  • 仕事の回覧書類や新聞などに捺印する確認印
  • 社内書類の確認印
  • 宅急便などの受け取り確認印
  • 町内会やご近所の回覧板関連

■シャチハタ不可

  • 出生届
  • 婚姻届・離婚届
  • 車庫証明・車購入の契約書
  • 住民票の申請届
  • 国民健康保険・国民年金の届け出
  • 保険契約書、賃貸契約書などの手続き書類
  • 戸籍謄本の請求・転入届・転出届など

主に上記のような利用シーンで認印を活用します。多種多様な利用シーンで使うことができるため、認印の用途は非常に幅広いことが分かります。シャチハタ不可の捺印も多数存在するため、社会人になったら実印と共に作っておきたい印鑑ということが理解できたと思います。

シャチハタと認印と三文判の違い

認印と混同しがちなのがシャチハタと三文判です。

それぞれの違いを確認してください。

  • 認印……実印と銀行印以外の朱肉と捺印マットを使って押印する印鑑
  • 三文判……認印の俗称。大量生産された数百円で購入できる安い印鑑のことを指すケースが多いです。昔の名残で三文判とも呼ばれます。認印同様に朱肉と捺印マットが必要です。
  • シャチハタ……浸透印とも呼ばれ朱肉不要でスタンプのようにいつでもどこでも手軽に捺印できる(上述している通り、シャチハタ不可の書類も多い)

上記のような違いがあります。認印と三文判は同じ印鑑を指します。シャチハタだけ従来の印鑑と異なり、印鑑本体にインクが入っているため簡単に捺印できます。インクがなくなったら補充することもできますが、買い替えた方が手間がありません。

シャチハタは非常に利便性が良い印鑑ですが、公的な書類や届出書などはシャチハタ不可となっているケースも多いです。会社での確認印として常備しておくと重宝します。

実印を認印として使用することは可能?

結論から言うと、実印を認印として使用することも可能です

上述していますが、実印は市区町村の印鑑登録の届出印として使用する重要な印鑑です。ただし、印鑑登録以外に保険契約書、住宅購入時の契約書、賃貸マンションの契約書など様々な用途で実印を認印として利用するケースもあります。

上記で挙げたような重要な書類にも捺印する印鑑のため分けておくことを推奨しますが、あなたのライフスタイルに合わせて使うのが良いでしょう。

また、認印の捺印欄は小さく作っている書類も多いため、実印だと印鑑スペースからはみ出てしまうこともあります。この点にも留意しておくと良いでしょう。

認印の作成方法・選び方

笑顔の女性

続いて、認印の選び方を解説していきます。

認印を購入する時はサイズ、書体、購入する店舗をしっかり検討する必要があります。

認印のサイズ

認印は実印や銀行印と比較すると小さめのサイズとなっています。

印鑑専門店や印鑑専門のネット通販が推奨する印鑑のサイズは下記の通りです。

  • 男性……12.0mm〜13.5mm(1.5mmずつ大きくなり12.0mmと13.5mmが持ちやすく人気があります。)
  • 女性……10.5mm〜12.0mm(10.5mmや12.0mmが人気があります。)

上記の通りのサイズとなっています。大手印鑑専門店は概ね上記のサイズ幅で認印を作成しています。同然、男性でも女性でも10.5mm〜13.5mmのサイズ幅で選ぶことができます。女性でも大きめのサイズが好みの人は、13.5mmを選んでも問題ありません。

認印は実印よりも小さいサイズになっているので、公的機関の届出印などもはみ出さずにしっかり捺印できます。

実印・銀行印のサイズと分けることで印鑑の見分けがつきやすくなる点もメリットです。筆者は過去に法人用印鑑を作成していますが、実印と銀行印を同じサイズ・同じ形(会社印鑑は天丸と寸胴が選べます。両方とも天丸にしてしまった)にしてしまったため、いつも印鑑を捺印する前に印面を確認する手間がかかってしまっています。目印としても印鑑サイズを変えることは重要です。

印鑑の書体

印鑑の書体

印鑑書体は印鑑専門店・ネット通販ともに4種類〜8種類程度の書体を選ぶことができます。上記ははんこ専門通販のはんこプレミアムで選択できる書体です。

一般的にセキュリティが高く偽造リスクが低いとされているのが、篆書体や印相体です。

印鑑登録する実印は、セキュリティが高い印鑑を選ぶのが良いでしょう。認印に関しては、会社書類の確認印としても重宝するためひと目で誰の印鑑なのか分かるように行書体や楷書体を選んでおくのが無難です。筆者も認印を作成したときは、楷書体で誰が見ても本人の印鑑と分かるように工夫しました。

複雑な書体で認印を作るのも問題ありませんが、確認印などで使う用途も多いため楷書体など読みやすい書体を選んでおくのが無難な選択です。

認印を作成するお店

豚の貯金箱

認印を作成する店舗は、圧倒的にネット通販がおすすめです。なぜなら、ネット通販は無店舗型で運営している上に一級彫刻師の技術を踏襲した高精度な機械彫りができる機械を導入しているため、高品質で安価な印鑑が購入できる点が大きな特徴です。

下記記事で10社以上のネット通販の価格や使い勝手を調査した上でおすすめできるネット通販を一覧で紹介しています。認印だったら1本980円〜購入できます。あわせて確認してください。

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まとめ

いかがだったでしょうか。認印についての総合的な知識を解説しました。シャチハタとの違いや主な認印の用途が理解できたと思います。

本記事で解説した情報を参考に認印を購入しましょう。多種多様な利用シーンで活用できる上にシャチハタ不可の書類にも利用できます。実印としっかり区別することでセキュリティも高めることができます。仕事の書類確認などの印鑑はシャチハタに任せることができますが、それ以外の届出書や契約書用にしっかりとした認印を購入しておきましょう。最後に本記事の重要ポイントをおさらいしましょう!

  • 認印は実印・銀行印以外の印鑑が全て該当する
  • 実印を認印として使用することは問題ないが分けておくのが良い
  • 認印を作成するなら本格的な印鑑が作成できるネット通販がおすすめ

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